Lunar Maria

小野大輔 Lunar Maria歌詞
1.Lunar Maria

作詞:上松範康(Elements Garden)
作曲:上松範康(Elements Garden)

月のヒカリに寄り添い 君の声に彷徨う
胸に沁みる言の葉は どんな詩 -ウタ- より愛しい

恋を描いた星降る夜と
呼吸(いき)を止めた 刻の海
咎められた呪縛解いて
もしも君に届くならば
何もかもを捨てよう…

忘却の彼方 Lunar Maria 水面 -みなも- に浮かぶ哀 -アイ-
三日月の舟で超えよう 君が欲しいから
泡沫に消えた温もりを もう一度だけ
Ah…想いは止めない
例え神を 欺(あざむ)いても

アダムとイヴの出会いに 己 -おの- が運命 -さだめ- 重ねて
滴(したた)る禁断の果実を 唇越しに味わう

吹き荒ぶ風 押し寄せる波
天を切り裂く落涙
何をすれば君に伝う?
叶わぬ夢 胡蝶の夢
いっそこのまま君と…

追憶の彼方 Lunar Maria
見果てぬ千の夢
水平の先にあるのか? 暁の空が
静寂の中で凍てついた この心を
Ah…今すぐ溶かして
夜明けよりも そう暖かく…

美しき幽玄の想い 幾度の輪廻にも褪せず
抱きしめる 約束だから 聴こえるよ…君の放つ鼓動が…

忘却の彼方 Lunar Maria 水面 -みなも- に浮かぶ哀 -アイ-
大罪に焼かれてもいい 君が欲しいから
泡沫に消えた温もりを もう一度だけ
Ah…想いは止めない
例え神を 欺(あざむ)いても


2.暁の轍

作詞:小野大輔
作曲:藤間仁(Elements Garden)

たとえ光差さない 過ちの日々
繰り返しても 明日の陽は昇る
暁の道を行く

乾いた砂の大地
身を焦がす黒の太陽
熱砂の地平を独り
歩く異邦人

果てなく続いてゆく
その道は永く遠く
凍てつく向かい風が
頬を撫でてゆく

報われない旅だと
他人(ひと)は語り
諦めを選んだ
戻らない 振り向かない 忘れない
その声を この恋を

神話を変えることは出来ないけれど
もう一度紡ぐことはできるから
人は出会って 愛を知るのだろう
たとえ光差さない過ちの日々
繰り返しても前に進むこと
教えてくれた君を…
君の記憶を
決して無くさない 無くせない 離さない

見上げた空の果てに
遠ざかる雲のように
淡く消えゆく過去は
青い蜃気楼

通り過ぎる旅人の 群れの中で
君の肩に触れた
巡り会い 別れ 誓った
時を越えてまたここで会おう

約束の丘に立ち 海を見下ろす
悲しみ 痛み 水面に揺蕩う
夢の欠片を その手に集めて
儚く弱く脆い 光の束を
高く掲げて 暗闇を歩く
水平の その向こう
暁の色 揺らめいて

歩き疲れたときその道の途中で
名もなき花を見て 呟いた
いつか朽ちて枯れゆく運命だとしても
今を生きる もっと輝かせる
そう あの太陽に向かって

神話を変えることは出来ないけれど
もう一度紡ぐことはできるから
愛を奏でて 今日を生きてゆく
たとえ消えない痛み 過ちの日々
繰り返しても 明日の陽は昇る
暁に輝いた
君の記憶を
決して無くさない 無くせない 離さない